JACK PURCELL HISTORYジャックパーセル ヒストリー
伝説のバドミントンプレイヤー「ジャック・パーセル」が開発に携わり、誕生した「JACK PURCELL」。
現在では、当たり前となっているシグネチャーモデルの先駆けとも言われています。
トウ先端の“スマイル”やヒールラベルに入った“ヒゲ”と呼ばれるアイコニックなディティールと、
履く人を選ばないシンプルでクリーンなデザインは、多くの著名人にも愛用され、
今なお、多くの人々に支持され続けています。
発売自体はスポルディング社であったが、製造はタイヤメーカーのB.F.グッドリッチ社が請け負っていたとされている。
ヒールラベルはなく、ガムソールが採用されていたモデル。笑った口のように見えることから、通称“スマイル”と呼ばれているトウ部分も現行とは異なる仕様。アッパー内部には、通気性をうたった「VENTILATED UPPERS」の文字と特許ナンバーが記載されている。1940年代にB.F.グッドリッチ社によって製造されていたものと推測される。
インソールは2層構造になっており、粗めのキャンバスと光沢感のあるコーティングキャンバスが採用されていた。
ソールは、ガムソールからホワイトのラバーソールに変更される。
三角形が2つ並ぶデザインがヒゲのように見えることから “ヒゲ”の愛称で親しまれているヒールラベル。実はこのデザイン、土踏まずの内側をやや硬く高めに、外側を柔らかく低めに設計したインソール「Posture Foundation」システムを図案化したもの。土踏まずが支えられることで、正しい姿勢を保ちやすくなっている。文字部分はラバーで立体的。ソールは、ホワイトの「スラブソール」を採用したものもあった。
この時代のソールは水色で「ヘリンボーンソール」と「スラブソール」の2種類が展開されていた。
B.F.グッドリッチ社とコンバース社のシューズ部門の統合により、「BF.Goodrich」の社名が消える。
定番のフォルムと、シンプルなデッキシューズのようなフォルムの2型に加え、ソールとワイズもそれぞれ2パターン用意された「オックスフォード」。デッキシューズモチーフの「ウィンドジャマー」。アッパーサイドがテーピングで補強された「バンテージ」。メッシュとスエードを組み合わせた「クーレイア」。スポーツカーをイメージした「レースアラウンド」。“シェブロンストライプ”と呼ばれるツートンカラーが特徴的な「ラリー」。5つの個性的なモデルが揃い、「ジャック・パーセル」のバリエーションが一挙に広がった。
アウトソールのネーム部分は星マークになっていた。スエードとレザーの2種類で展開された。
インソールがフルスポンジになったモカシンタイプの「マッチポイント」、つま先に「RALLY」のプリントが入った「ラリーⅡ」、アッパー全体がメッシュ素材になった「アドバンテージ」の3種が発売された。
仕様の変更と共に、「Posture Foundation」と「★CONVERSE」のみが表記された、よりシンプルなデザインにアップデートされた。
ピンク、ミント、イエローなどレディス向けのモデルが充実。ソールやスマイルマークもアッパーカラ-に合わせた仕様になっていた。
文字の色が緑から青に変更。「CONVERSE®」のブランドネーム「O」の中に星のマークが入ったシンプルなものに刷新される。
トウの“スマイル”だけが付き、トウキャップのないスリップオンが 1990年に登場。その後の1993年には、トウまわりのデザインはそのままに、スリップオンにアレンジしたモデルが発売される。
キャンバスのカラーバリエーションはもちろん、パイル地やヌバックなど、素材のバリエーションが広がる。チェック柄やパット入り、ミッドカットモデルなど、新たなスタイルを次々と発表する。
クッション性の高い取り外し可能な「カップインソール」、細かな波型の切れ込みが入った「ウエーブスリットソール」を新たに採用。従来よりも片足あたり約70gの軽量化が実現。トウの“スマイル”ラインやヒールラベルの“ヒゲ”は継承しつつ、機能面をアップデートさせた。
歴史を塗り替える新たなマスターピースを提案する「TimeLine」シリーズから、生誕80年を記念して「ジャックパーセル 80」を発売。ラストやアウトソールはもちろん、“スマイル”の形状やテープ幅に至るまで、1980年代当時のディティールを忠実に再現した。