ONE STAR HISTORYワンスター ヒストリー
アッパーに初めてレザーを採用したバスケットボールシューズ「スムースレザーオールスター」として発表され、
翌年にはスエードアッパーモデルが加わり、全7色のカラーバリエーションでリリースされました。
1974年になると2本のラインを排除し、★マークのみが入ったシンプルなデザインの「ONE STAR」が誕生します。
プロバスケットボールプレーヤーのために開発された両モデルは、その質の高さから、当時多くの選手から支持を集めました。
1968年のメキシコオリンピックの翌年に発表された「スムース レザー オールスター」。2本のバーと1つ星が入ったこのモデルが、いわゆる「スター&バーズ(通称:ジャックスター)」である。このラインは単なる飾りではなく、バスケットボールをする時の激しい動きをサポートするためのものであった。その他、ナイロンのステッチ、インサイドカップ、タン裏に重ねられたナイロントリコットなど、プロテクト機能が搭載されていた。
バルカナイズ製法が主流であったが、当時の技術ではレザーが熱に耐えられなかったため、なめし技術で試行錯誤が繰り返されていた。そのため、初期のモデルはセメント製法が採用されている。希少な初期モデルには、ヒールラベルは存在しなかった。
アッパーにスエード素材を用いたモデルが登場する。バスケットボールのチームカラーに合わせ、全7色のバリエーションが展開された。
スエードのタン裏には、補強用として、キャンバスのあて布が縫い付けられていた。
スムースレザーのハイカットを発売する。製造期間は、わずか1年だった。
「スター&バーズ」から2本のラインを省き、よりシンプルなデザインになったのが「ワンスター」。色移りを防ぐライニングやクッション性のあるソールが搭載されていた。スエードの供給面や製造の問題から、1974〜1975年のわずか2年しか製造されなかった。
スエードに続いて、スムースレザーの「ワンスター」が登場。OXカットの他にHIカットも発売され、バリエーションが広がった。
テニスプレイヤー向けに、スエード、スムースレザー、キャンバスを使用した3種の「ワンスター」が登場。スムースレザーとキャンバスでは、スポンジインソールが採用され、軽量化が図られた。また、スムースレザーには、汚れを落としやすいようウレタンコーティングが施されていた。
スムースレザーの「ワンスター」がMADE IN JAPANで復刻する。
1993年を皮切りに、日本や世界各国のショップ別注モデル、限定カラーなど、さまざまなモデルが登場するようになった。
「ワンスター」で初めてMIDカットが登場。スエード素材が採用された。
「ワンスター」の意匠を取り入れ、ローファーやサンダルにアレンジしたモデルが発売された。
黒、白、ネイビーの他、ライラック、ミントとパステル調のカラーバリエーションが展開された。
3本のベルトが付いたV-3シリーズをリリース。ホワイト、レッド、ブラックの3カラーで発売された。
歴史を塗り替える新たなマスターピースを提案する「TimeLine」シリーズから、生誕40年を記念した1974年の復刻モデル「ワンスター J VTG」を発売。ラスト、アッパーのパターン、星の大きさ、ヒールラベルなど、当時のディテールを忠実にMADE IN JAPANで再現した。